あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。


さて。お年始の気分など何処へやら。早速ガーデニングの話をしていきましょう。
なんせ私は今日お仕事なので。


作出国をバラバラにしてバラを集めた昨年。
最後の最後にイングリッシュローズを注文してついにイギリス二種でそれを破ってしまいました。これからはリミッターが外れたようにバラを集めてしまうことでしょう。
あーなんて恐ろしい年始の誓い(笑)

 

しかし作出国を絞ってバラを育てて来た事で良いことはありました。
育てたバラの系統がある程度ばらけたことです。

ポリアンサのペルルドール
シュラブのシュネーケニギン、モーデンブラッシュ
ミニバラのチャーリーブラウン、グリーンアイス、ボルドーコルダナ
オールドローズのカーディナル・ドゥ・リシュリュー、葡萄紅
フロリバンダのバーガンディアイスバーグ、ブルー・フォー・ユー、
つるバラのアウェイクニング、スパニッシュビューティー

これらのバラをおーきくカテゴリー分けするとモダンローズとオールドローズに分かれます。

オールドローズの定義とは
1867年にラ・フランスという四季咲き性、剣弁高芯咲き、ティー系の香り、丈夫な花茎というそれまでのヨーロッパにない性質を持つバラが誕生しました。
それ以前から存在していた「系統」をオールドローズ
それ以降に作られた「系統」バラをモダンローズ

と呼ぶようです。
うちの中でいうともちろんオールドローズと書いたカーディナル・ドゥ・リシュリュー、葡萄紅ですが、後藤みどりさんの「オールドローズ&イングリッシュローズ」という本によると19世紀末に作られた系統であるポリアンサオールドローズとするようですからペルルドールもオールドローズに分類されます。

実に面白い。

いやモノマネじゃないですよ。
オールドローズっていい。

こういうオタク心をくすぐられる感じって大好きです(笑)

オールドローズが古いだけのものなら興味が薄かったことでしょう。でもこれら三種のバラは多少の弱い部分もあるものの原種に近い強さがあり、私が育てて来た宿根草のレベルでいうと丈夫な部類に入るし、枝振りや花容がなんとも言えない狙っていない可愛さ、素朴だけでなく雅やかな美しさがあるのです。

野生的で優雅。
相反するものの同居。AB型の私にピッタリ。

 


それだけでなくオールドローズには多くの系統がありそれぞれに特徴があるのです。
いろんな国で発見された原種のバラを交配してドンドン新しい系統が作られてきた歴史を感じます。

私は沢山のオールドローズの系統をそれぞれ育ててみたくなりました。
後藤みどりさんの本に準じて姫野バラ園さんのサイトや鈴木満男先生のバラ栽培の教科書を元にその系統を調べてみました。

 

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●ガリカ
ヨーロッパから中近東に自生するロサ・ガリカをもとに育成されたもので、起源は古代ローマ時代2000年前に遡る最も古い 系統。ガリカは当時の南フランスのガリアという土地に多く自生していた事から付けられたそうです。樹高は1から2m。赤いバラの祖であり我が庭ではカーディナル・ドゥ・リシュリューがこれにあたります。

●アルバ
ガリカが赤ならアルバは白バラの祖であり、ヨーロッパ中部に自生するロサ・カニナの雑種ロサ・アルバを元に改良された系統です。
白や淡いピンクのものが多いようです。
耐寒性が強く病気にも強いものが多い。
樹高は2mくらいになるようです。

●ダマスク
ダマスク・ローズの大きな特徴は香りで濃厚な香りから香るバラの代表種と呼ばれています。
サ・ガリカと中近東に自生していたロサ・フェニキアの交雑種ロサ・ダマスケナ、ロサ・ガリカとヒマラヤから北アフリカに自生していたロサ・モスカータの交雑種ロサ・ダマスケナ・ビフェラの2つを元に作出された系統。
ダマスクの名はシリアの首都ダマスカスにちなむとされます。

●ケンティフォリア
100枚の花びらというその名の通り花弁が多くキャベツのような花容に花首が細いためうなだれる姿はとてもエレガントで、私が欲しい系統の一つです。自然交雑により生まれ、16世紀頃からオランダで改良され、18世紀初めに系統として完成したといわれています。香りは濃厚なダマスク香のようです。

●モス
なんと毛深いバラです。蕾や花茎が繊毛に覆われているケンティフォリアの突然変異なのだとか。最初はちょっとキモい?と思っていましたが図鑑で見るうちになんだかちょっといいかも?と思うようになりました。ワイルドなのにエレガントを体現している系統だと私は思います。まだ詳しくないですが庚申バラとの交配で返り咲き性を持っている品種もあるのだとか。

●ブルボン
インド洋のブルボン島で発見されたチャイナ系とダマスク系の自然交配で出来た系統。
香り良し、つる性でつるの扱い良し、返り咲きあり、カップ咲きのものが多しで人気が高いようです。
育てている人が多そうなので、少数派の私はもらうとかでないと育てないかなと思ったけれど雑誌で見たラ・レーヌ・ビクトリアはメチャクチャ美しい。

ポートランド
ポートランドローズは西洋のバラと東洋のバラロサ・キネンシスが交配されて出来上がったともダマスクとガリカの交配種から出来たとも言われていて良く分かりませんが、返り咲き性を持ったオールドローズです。
姫野バラ園さんのサイトによると病害虫に注意が必要との事。

●ノワゼット
1811年にアメリカでチャイナローズのオールドブラッシュとロサ・モスカータを交配して作られた品種の系統。つる性で返り咲き、モスカータの麝香の香りが受け継がれているのだとか。興味津々。私は最初のノワゼットローズの子供ブラッシュ・ノワゼットが気になる。

 

 

 

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●チャイナ
中国原産のロサ・キネンシスとロサ・ギガンテアの流れをくむ完全四季咲きの系統。ヨーロッパのバラに四季咲き性をもたらしました。
うちのバラでは葡萄紅がこれに当たります。
枝振りがほそく華奢、葉っぱもスリムで和の植物とも合いそう。そういえば大河ドラマおんな城主直虎にもロサ・キネンシスが中国からのバラとして登場してましたね。

●ティー
チャイナローズにブルボンまたはノワゼットローズを交配して作られた系統。パークス イエロー ティー センティド チャイナの影響で淡い黄色の色素を持ち、紅茶のような香りがするのが特徴。私はこのティー香というのがいまいちわからない。ペルルドールの交配親のマダムファルコはティーローズなので受け継いでいるらしいのだけど。紅茶はきつい香りのアールグレイが好きとか言ってるからわかんないのか?

●ランブラー
つるばらを代表する系統であるランブラーローズ。日本のテリハノイバラやノイバラを祖先に持つ品種群。とにかく大きくて花は小さめでわーっと壁面を覆う感じで使うのかな?
我が家で扱いきれるかわからないけれど、ポール・スミザーさんの本にも出ていたアルベルティーヌは好き。

 

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ポリアンサ
19世紀末にノイバラとロサ・キネンシス・ミニマとの交配によって生まれた系統。
ミニチュアローズを大振りにしたような、ブッシュ系で四季咲き。まさしくペルルドールです。ポリアンサとは「たくさんの花」という意味があるそうです。今はほかのバラに押されて品種も少ない事から地味な存在ですが、樹木やカラーリーフ中心の庭にこれ一本植えておけば花はなんとかなるという便利な系統だと私は思います。

●ハイブリッドルゴサ
日本のハマナスの仲間でジャパニーズローズの別名を持ち日本の北海道から南下して海沿いに自生し群を抜いた耐寒性があります。その耐寒性はドイツやハンガリーで歓迎され新たな品種が生まれました。
フィンブリアータはまるでカーネーションのような姿でとても個性的。

●ハイブリッドパーペチュアル
この系統はハイブリッドティーを生み出した片親。つまりオールドローズの最終形態とも呼べる系統で大輪で四季咲き一歩手前の繰り返し咲きで香りもあるという、現在のバラのプロトタイプ的な要素にすごく惹かれます。
ほらユーミンの曲にもあるでしょう?14番目の月が一番好きってね。
ワインレッドに白い縁取りのバロン・ジロー・ドゥ・ラン、薄紫と紅色の絞りのフェルディナン・ピシャール、釣鐘型カップ咲きで上品な印象のマダムルナイー。結構気になる品種が多いです。オールドなのに新しい不思議感。

 

こんな感じでしょうか?ハイブリッドスピーシーズはさらに細かく色々分かれているので今回は外しています。

フランス、中近東、中国、オランダ、ブルボン島、アメリカ。バラはあらゆるところを旅してどんどん進化していく。
オールドローズの歴史を辿るとその悠久の時の流れと先人の飽くなき努力とバラへの愛情を強く感じますね。

 

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